NECファシリティーズ(株)は、工場の排水処理の過程で発生する汚泥や水質浄化の際に用いる薬品の使用量を削減する技術・ノウハウを、排水処理ソリューションとして体系化し、提供を開始すると発表した。国内の製造業から生じる汚泥は年間7,550万tであり、産業廃棄物全体の約2割を占めることから、汚泥の削減は廃棄物問題に対処する上で大きな課題となっている。なかでも工場の汚泥は、製造過程で生じる汚水を排水処理装置に投入し、微生物や薬品等によって法定の基準値以下の水質に浄化する過程で生じるが、工場での生産品目や製造過程が変化すると、排水処理装置の設定が現状に合わなくなって汚泥が過剰に発生し、ランニングコストが増大するケースがある。そこで、同社は今回、排水処理装置の1)設備診断、2)装置改善、3)運用・保守というメニューから成るソリューションを提供。これは、同社がこれまで培ってきた、有機系排水処理装置における汚泥削減や無機系排水処理装置におけるフッ素除去といった技術・ノウハウを集約したもので、発生汚泥の適量化とランニングコストの適正化を実現するという。
情報源 |
NECファシリティーズ(株) ニュース
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機関 | NECファシリティーズ(株) |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 微生物 | 水質浄化 | 工場 | 産業廃棄物 | 排水処理 | 汚泥 | コスト | ソリューション | NECファシリティーズ | 薬品 |
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