(株)富士経済は、ヒートポンプ関連市場を調査し、その結果をまとめた報告書「ヒートポンプ関連技術・市場の現状と将来展望 2011」を発表した。ヒートポンプとは、大気中や地中などの熱(heat)を汲み上げ(pump)、冷媒を介し移動させることで、効率的に熱エネルギーを活用する技術。エアコンや冷蔵庫などに採用されている比較的古い技術であるものの、技術開発によって更なる高効率化と採用機器の拡大が続いている。日本や欧州では、太陽光や風力に加えヒートポンプで利用する空気熱、地中熱などを再生可能エネルギー源としており、環境問題対策に貢献することが期待されている。今回の調査では、住宅、業務・産業、輸送・移動体の各分野における主要ヒートポンプ採用機器14品目と新用途・新技術分野3品目の計17品目、及び、ヒートポンプ構成部材2品目の各市場の現状を分析し今後を予測した。また、日本企業9社の事業戦略を調査・分析したほか、世界のヒートポンプ関連企業の情報をまとめた。これによると、住宅用ヒートポンプ式給湯器“エコキュート”の2020年世界市場は、2011年比で46.9%増加し、欧州や中国など日本以外でも拡大すると予測されている。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
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機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | ヒートポンプ | 地中熱 | エコキュート | 住宅用 | 富士経済 | 熱エネルギー | 高効率化 | 空気熱 |
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