環境省は、平成23年9月26日(月)に、インドネシア・ジャカルタで開催された、コベネフィット・アプローチ二国間協力に係る「インドネシア共和国環境省との局長級会合」の開催結果を公表した。同省は、大気汚染、水質汚濁等の環境汚染と温室効果ガスの排出削減を同時に達成するコベネフィット(共通便益)・アプローチを推進し、平成19年12月に、インドネシア共和国環境大臣との間で「コベネフィット・アプローチを通じた環境保全協力に関する共同声明」を締結している。同協力は、平成20年から3年間の協力として開始され、具体的には、対象都市における事業実現可能性調査の実施、地方政府関係者を対象としたキャパシティ・ビルディング等の取組を行った。今回の会合では、この3年間の協力を評価し、平成23年以降の第2フェーズに係る協力について、日・インドネシア双方の知識を効果的に活用しつつ協力を進めていくことを合意し、その後、協議議事録に署名したという。