外務省は、平成23年9月28日(水)、ミャンマー連邦共和国の首都ネーピードーにおいて、同国に対する無償資金協力「中央乾燥地村落給水計画」に関する書簡の交換が行われたと発表した。同国中央部乾燥地では、生活用水を主として雨水を水源とする溜池や浅井戸に頼っているため、乾期には枯渇し、利用が不可能になることがある。そのため、同国政府は、中央乾燥地における村落の給水状況の改善を優先課題として取り組んでいる。今回の協力は、中央部乾燥地において、新規水源開発の必要性が高い村落に対して深井戸による給水施設整備のための機材を供与するもの。これにより、中央乾燥地における87村落の住民約98,000人に、安全で持続的な給水が可能となり、同地域の貧困削減に資することが期待される。なお、同協力は、2009年12月に発表した、気候変動対策に関する我が国の2012年までの途上国支援の一環である。