日本コークス工業(株)は、北九州事業所(北九州市若松区)に、コークス乾式消火・発電設備(CDQ)が完成し、平成23年9月より本格稼動を開始したと発表した。CDQ設備とは、コークス炉から生産される赤熱コークスを、従来の水ではなく循環ガスで消火させることで、コークスの品質の均一化が図れると同時に、これまで水蒸気として放散していた熱量を回収し、発電する設備。発電用には、川崎重工業(株)の蒸気タービン発電設備(定格出力16.5MW)が用いられる。同社では、すでに1基のCDQ設備が稼働し、同事業所の全電力を賄うほか、余剰電力を売電するなど、省エネルギーやコスト削減効果を実現しているが、今回新たなCDQ設備が稼働することで、これまで以上の省エネルギー、CO2削減とコスト削減効果が実現できる。なお、同設備で発電された電力の内、北九州事業所内で使用する以外の電力は全量、新日本製鐵(株)八幡製鐵所へ販売しているという。
情報源 |
日本コークス工業(株) リリース情報(PDF)
川崎重工業(株) プレスリリース |
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機関 | 日本コークス工業(株) 川崎重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 川崎重工業 | 北九州市 | コークス炉 | 日本コークス工業 | 蒸気タービン | 有効利用 | 乾留 | 乾式消火設備 | CDQ |
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