トヨタ自動車(株)は、同社のバイオ・緑化研究所(愛知県みよし市)を公開し、バイオ燃料(セルロースエタノール)の生産効率を引き上げる新開発の「酵母菌」や、駐車場と壁面向けの新しい都市緑化資材などのバイオ・緑化事業の取り組みを公表した。同社が今回開発した「酵母菌」は、世界トップクラス(2011年9月末現在、同社調べ)のエタノール発酵濃度(約47g/L)を実現しており、収率(原料からエタノールができる割合)の向上、ひいては製造コストの大幅な低減が期待できるという。同社は今後、酵母菌の収率をさらに向上させていくほか、エネルギー会社等と連携し、2020年を目標にセルロースエタノールの実用化を目指すとしている。また今回、駐車場と壁面向けの新しい都市緑化資材、及び緑化効果をシミュレーションする「クールスポット形成技術」も公開。今後、都市緑化技術・商品を、将来の都市づくりの核となるスマートグリッドと連携させていくことで、緑化システムの高機能化と普及を図り、低炭素な都市・住宅の構築に寄与するべく、取り組んでいく方針だという。
情報源 |
トヨタ自動車(株) ニュース
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機関 | トヨタ自動車(株) |
分野 |
地球環境 自然環境 |
キーワード | バイオエタノール | バイオ燃料 | トヨタ自動車 | 駐車場 | 壁面緑化 | シミュレーション | スマートグリッド | 都市緑化 | 酵母菌 | セルロースエタノール |
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