北海道ガス(株)は、「北見LNGサテライト基地」の建設工事を2008年4月から本格的に開始する。北見地区では、2009年3月~8月に、現在の石油系原料を改質した製造ガスから天然ガスへの転換作業を実施する。今回建設される基地は、これに伴う液化天然ガス(LNG)の受け入れ・都市ガス供給施設となる。天然ガスは、埋蔵量が豊富である上に、石油と異なり世界各地で産出されることから、供給面・価格面での安定性に優れている。また、燃やしても空気を汚染する硫黄酸化物(SOx)や煤じんを一切出さず、窒素酸化物(NOx)や地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量が少なく、人体に有害となる一酸化炭素を一切含まないという、クリーンエネルギーである。同社では、北海道における天然ガスの普及を通じて、快適で豊かな暮らしと都市づくりに貢献していくという。