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 広島県、廃石膏を活用したリン回収実験装置の試運転及び実証実験を実施

発表日:2011.12.07


  広島県は、廃石膏を活用したリン回収実験装置の試運転及び実証実験を実施すると発表した。同県の県立総合技術研究所では、(財)広島県下水道公社の協力を得て、下水中のリンと産業廃棄物である石膏(廃石膏ボード)を反応させ、リンを回収する再資源化技術の開発に取組み、リン含有率の高い生成物を効率的に回収できる技術を実験室レベルで確立した。今回、NPO法人広島循環型社会推進機構からの委託を受け、実験室レベルで確立した技術を装置化するにあたって、最適条件の検討等を行うため、リン回収実験装置(ミニプラント)を広島県太田川流域下水道東部浄化センターに設置し、(財)広島県下水道公社、県内企業、広島工業大学等と実証実験を行う。同技術が実用化されると、建築物の解体等により発生する廃石膏ボードの埋立て処理量及び下水処理場からのリン排出量の削減、リン回収物の肥料原料などへの有効利用、が期待できるという。

情報源 広島県 報道提供資料(PDF)
機関 広島県 広島県立総合技術研究所
分野 ごみ・リサイクル
水・土壌環境
キーワード 産業廃棄物 | 再資源化 | リン | 回収 | 下水 | 実証実験 | 広島県 | 廃石膏 | 広島県立総合技術研究 | 広島県下水道公社
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