農林水産省は、スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果を公表した。同省では、放射性セシウムの物理学的な半減期から見ると、森林内には未だかなりの放射性セシウムが存在していると考えられるため、(独)森林総合研究所(森林総研)と連携し、昨年度に引き続き、今季のスギ花粉の放射性セシウム濃度をスギ雄花から推定する調査(福島県内のスギ林31箇所)を実施。その結果、放射性セシウム濃度の最高値は、平成23年度の3分の1程度のスギ雄花1kgあたり約9万ベクレルとなった。また、この濃度の放射性セシウムを含むスギ花粉が大気中に飛散し、人が吸入した場合に受ける放射線量を、平成23年度と同じ前提条件で試算したところ、1時間あたり0.0000715μSvとなり、平成23年度の試算値(1時間あたり最大0.000192μSv)の3分の1程度に低下した。同省では、森林総研をはじめとして他の機関とも連携をしながら、調査を継続して実施していく予定という。
情報源 |
農林水産省 報道発表資料
(独)森林総合研究所 プレスリリース |
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機関 | 農林水産省 (独)森林総合研究所 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 森林 | 農林水産省 | 森林総合研究所 | 花粉 | スギ | 福島県 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 放射線量 | 雄花 |
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