三菱自動車工業(株)(以下、三菱自動車)と北海道電力(株)は、電気自動車の実証走行試験を開始する。三菱自動車では、地球温暖化・石油エネルギー代替への対応として、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載した新世代電気自動車を開発中であり、これまで複数の電力会社と共同研究を進めている。今回、新たに北海道電力と実施する実証走行試験では、三菱自動車が車両の供給や実証走行データの分析、北海道電力が実証走行の実施・データの収集や実用性の評価を担当し、新世代電気自動車の積雪寒冷地における総合的性能や市場での受容性を確認する(実施期間:2008年4月~2009年3月予定)。三菱自動車では、電力会社各社との実証走行試験により、日本列島の北から南まで様々な使用条件・気候条件での走行データを分析し、新世代電気自動車の開発を進めていくという。