三菱自動車工業(株)は、新世代電気自動車の実証走行試験車を、第40回東京モーターショーで先行展示する。同社では、2010年までの市場投入を目指して、電力会社と新世代電気自動車に関する共同研究を展開しており、共同研究の次の段階として、実証走行試験を本年度中に開始予定という。今回公開する実証走行試験車は、現行車両に比べて、大型リチウムイオン電池の搭載や、モーター・インバーターの静粛性向上及び軽量化・小型化、走行システムの駆動効率向上等により、航続距離を160kmに拡大。実証走行試験では、研究車両の供給や実証走行データの分析を同社が担当し、電力会社側は実証走行の実施・データの収集や実用性の評価を担当するという。