東芝キヤリア(株)は、高効率で90℃の温水循環加温が可能な空気熱源式ヒートポンプを、2012年4月から発売すると発表した。従来、工場の製造工程における加温処理(加熱殺菌など)には、ボイラや電気ヒータなどの加熱機器が数多く用いられているが、ボイラーからの配管における放熱や、電気ヒータにおけるエネルギー消費量の低減が課題となっている。今回発売する製品は、工場での加温処理に用いるヒートポンプとして、循環加温水の高温化、ヒートポンプの高効率化、サイズのコンパクト化を実現したもの。従来の同種のヒートポンプと比べると、最高出口温度は70℃から90℃に高まり、70℃以上の高温が求められていた加熱殺菌工程、洗浄・脱脂工程、溶解工程などへ適用範囲を拡大した。また、エネルギー効率はCOP3.5を達成することにより、6~7割もの大幅な省エネルギーとエネルギーコスト削減を実現。さらに、業務用エアコン並みのコンパクト設計として、狭小な場所にも設置できるという。
情報源 |
東芝キヤリア(株) プレスリリース(PDF)
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機関 | 東芝キヤリア(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ヒートポンプ | 省エネルギー | COP | エネルギー効率 | 高効率 | 東芝キヤリア | 加温 | 放熱 | 温水循環 |
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