三洋電機(株)は、東京ガス(株)、大阪ガス(株)及び東邦ガス(株)と共同開発し、2011年4月より発売を開始した超高効率ガスヒートポンプエアコンのラインアップを拡充し、2011年10月より受注を開始すると発表した。ガスヒートポンプエアコン(GHP)は、室外ユニットの圧縮機(コンプレッサー)をガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行うガス空調システム。電気式ヒートポンプエアコン(EHP)に対して、エネルギー消費量が原油換算で約15%少なく(同社試算)、省エネによる電力負荷平準化に貢献する。今回発売する製品は、エンジン及び空気熱交換器の効率化により、業界トップクラスAPF(通年エネルギー消費効率)5.7を実現したもの。ラインアップには、新設用として、空調機の使用シーンでの自由度が高い冷暖フリータイプ(3WAYマルチ)の45、56、71kWを新たに追加したほか、大規模施設向けに85kWを加えた(計5機種を追加)。これにより、小・中規模施設から大規模施設まで対応可能になったという。