鹿児島県は、バイオマス活用推進基本法に基づき、鹿児島県バイオマス活用推進計画を、平成24年1月27日に策定したと発表した。これは、平成17年に策定した「鹿児島県バイオマス利活用指針」が、同指針で定めた目標年度を迎えたことから、これまでの取組を評価するとともに、同指針を発展的に承継し、更なるバイオマス活用の拡大により、地球温暖化の防止や循環型社会の形成を図ることを目的として策定したもの。同計画では、1)家畜排せつ物、2)下水汚泥、3)事業系生ごみ、4)焼酎粕、5)さつまいもでんぷん粕、6)バガス(サトウキビ搾汁後の残渣)、7)農作物非食用部、8)林地残材等、の各バイオマスについて、活用の現状及び課題・取組方針・目標をまとめている。目標年度は、平成32年。同県では、バイオマスに関する状況の変化を勘案し、目標の達成状況の調査結果を踏まえ、少なくとも5年ごとに同計画に検討を加え、必要があると認めるときは、同計画を変更するとしている。