茨城県は、下水処理新技術によるリン除去実証実験を、平成24年3月1日から開始したと発表した。霞ヶ浦では、アオコが大量発生するなど、水質が改善されないことから、リン等の富栄養化物質の更なる削減が求められている。同実証実験は、下水処理水中のリン濃度をより低減するとともに、回収したリンを有効活用出来る新たな下水処理施設を建設するため、霞ヶ浦浄化センターに500m3/日規模の実証実験プラントを建設し、平成24年3月1日から平成25年2月までの1年間実施するもの。同プラントでは、処理水中全リン濃度を、1リットル当たり0.05mg以下とする目標を掲げている。今後、同実証実験の結果は、平成25年3月に日本下水道事業団の技術評価委員会で評価を受けることとなっている。