三菱商事(株)、(独)産業技術総合研究所及びトッキ(株)の3社は、共同開発中の次世代型太陽電池を、G8 環境大臣会合関連の展示会である“環境フェアin神戸”(2008年5月23日~26日、神戸市立体育館)に出展する。3社は、2008年3月20日に有機薄膜太陽電池の共同研究開発契約を締結。有機薄膜太陽電池は、従来のシリコン系太陽電池と違い、軽くて柔らかいといった特徴のほか、鮮やかな色彩を持たせることができることから、デザインが重視される用途(壁や窓向けの建材、衣料・生活用品、レジャー・アウトドア用品、玩具等)への普及が見込まれている。今回の出展では、優れたn型半導体特性により近年注目されている新材料「フラーレン(C60)」を採用するとともに、有機薄膜太陽電池の鮮やかな緑色の色彩を生かし、観葉植物をイメージした葉っぱ型の試作品を展示。3社ではこれを契機に早期実用化を目指すという。