「航空機による大気観測プロジェクト CONTRAIL」は、同プロジェクトの特別塗装を日本航空(株)(JAL)の旅客機に施し、平成24年7月25日より飛行を開始すると発表した。CONTRAILは、JAL、(独)国立環境研究所、気象庁気象研究所、(株)ジャムコ、(財)日航財団が参加する共同研究プロジェクト。JALのボーイング777-200ER型機(4機)により、JAL路線網を活用して上空大気中の二酸化炭素濃度を測定し、地球規模での長期的な環境変動を監視する研究を行っている。今回、CONTRAILの特別塗装を施した旅客機の飛行を開始することで、環境研究への取り組みについて理解が深まることを期待するという。CONTRAILでは、これからも上空の広範囲を定期的に飛行する航空機の特性を活かして貴重な大気データを収集・分析し、気候変動メカニズム解明の研究を通じて、地球環境保護に継続して貢献していくという。