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 埼玉県、平成23年度の地盤変動(地盤沈下状況)調査結果を公表

発表日:2012.08.10


  埼玉県は、平成22年度の地盤変動(地盤沈下状況)調査結果を公表した。同県では、地下水のくみ上げによる地盤変動の状況(地盤沈下状況)を把握するため、毎年水準測量を実施している。平成23年度の調査は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震後、初のもの。県平野部の57市町575地点で実施した結果、東北地方太平洋沖地震の震源に平行かつ一様に太平洋側に地盤が沈下していた。地盤沈下面積は1,210.5平方kmで、2cm以上4cm未満が883.7平方km、4cm以上6cm未満が319.4平方km、6cm以上が7.4平方kmとなった。また、最大沈下量は加須市の12.5cmであった。国土地理院の観測結果等から、地震に伴い地殻(深さ約30km)全体が沈み込んだ(地殻変動)影響が大きいと考えられるという。なお、鉄道や県内高速道路は地盤沈下による被害はなかった。

情報源 埼玉県 県政ニュース
埼玉県 平成23年度の地盤沈下状況調査結果(PDF)
機関 埼玉県
分野 水・土壌環境
キーワード 地下水 | 埼玉県 | 水準測量 | 地盤沈下 | 東北地方太平洋沖地震 | 国土地理院 | 地盤変動 | 地殻変動 | 加須市
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