環境省は、平成24年度の全国の地盤沈下地域の概況を公表した。地盤沈下の監視は、水準測量等の結果をもとに行うが、地域によっては、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を起因とした地殻変動の影響があることが推測されるため、平成23年度より地盤沈下の状況に対する地震の影響の有無を地方公共団体にアンケート調査を実施している。この結果によると、平成24年度に地盤沈下の測定のための水準測量が実施された24都道府県34地域のうち、全国で年間2cm以上沈下した地域は7地域(平成23年度は14地域)で、「地震による影響がある」と回答した地域は無かった。また、年間2cm以上沈下した1.0km2上の地域の面積は2.0km2(平成23年度は5,919.5km2)であった。さらに、最近5ヶ年(平成20~24年度)の累積沈下量が10cm以上の地域は9地域であった。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 環境省 | 地方公共団体 | アンケート | 水準測量 | 地盤沈下 | 東北地方太平洋沖地震 | 地殻変動 |
関連ニュース |