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 東レ(株)、ポリ乳酸樹脂を50%以上使用した、環境配慮型バイオマス樹脂を発売

発表日:2012.08.28


  東レ(株)は、植物由来のデンプンを原料とするポリ乳酸樹脂を50%以上の高率で使用した、環境配慮型バイオマス樹脂を開発し、2012年9月から発売すると発表した。ポリ乳酸樹脂は、植物由来のデンプンを乳酸発酵させて製造する環境に優しい樹脂として今後の拡大が期待されている。しかし、ポリ乳酸樹脂だけでは成形性や耐久性、耐熱性、強度などの物性が充分に得られないことから、ポリ乳酸樹脂の比率を高くすることが大きな課題であった。今回開発した樹脂は、ポリマーの分子構造を自在に制御するモルフォロジー制御技術により、ポリ乳酸樹脂の含有量を重量中50%以上とすることが可能となり、これまでと同等の成形性と物性を発現させることに成功した。これにより、CO2などの温室効果ガスの発生を抑制するバイオマス樹脂としての特徴がより明確となったという。

情報源 東レ(株) プレスリリース
機関 東レ(株)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 温室効果ガス | バイオマス | 環境配慮 | 東レ | ポリ乳酸 | 樹脂 | 植物 | ABS | デンプン
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