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 トヨタ自動車(株)、燃料電池バスの外部電源供給システムを開発

発表日:2012.08.31


  トヨタ自動車(株)は、燃料電池バス(FCバス)の燃料電池で発電した電力を家電製品などに供給できる、外部電源供給システムを開発したと発表した。水素を利用し電気エネルギーに変換して走行する燃料電池自動車(FCV)は、電気自動車(EV)などに比べ大容量の電力供給が可能であることから、災害時の避難所などでの移動電源車として活用が期待されている。今回開発したシステムは、燃料電池ハイブリッドバスの車内に交流電力を出力するコンセントを2箇所設置したもの。最大出力3kWの電力を供給し、100時間以上使用できる。また、FCバスから建物の電気配線を通じて電力を供給するV2Hシステムの開発も進め、最大出力9.8kWで連続約50時間の電力供給能力を目指す。同社では今後、「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の一環として、2013年度から災害時に避難所となる施設への電力供給を想定した実証実験を行う予定という。

情報源 トヨタ自動車(株) ニュース
機関 トヨタ自動車(株)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | 低炭素社会 | トヨタ自動車 | 燃料電池自動車 | コンセント | 豊田市 | 電力供給 | 燃料電池バス | FCV | V2H
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