三菱電機(株)は、東海道新幹線車両向けに、3.3kV/1500A定格大容量フルSiC(炭化ケイ素)パワーモジュールを適用した主回路システムを開発したと発表した。同システムは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「低炭素社会を実現する次世代パワーエレクトロニクスプロジェクト」の一環として実施したテーマの成果を一部活用したもの。交流架線からの電力を主電動機に供給する主変換装置に、フルSiCパワーモジュールを適用し、外形寸法を約55%小型化し、重量を約35%軽量化した。また、フルSiCパワーモジュールの適用により主変換装置の効率が向上するため、組み合わせる主電動機が小型化でき、重量も約15%削減した。これらにより、新幹線のさらなる性能向上に貢献できる。同社では今後、主回路システム全体の設計最適化を図り、さらなる小型・軽量化と省エネ化を目指すという。
情報源 |
三菱電機(株) ニュースリリース
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) ニュースリリース |
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機関 | 三菱電機(株) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 軽量化 | 低炭素社会 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 三菱電機 | SiC | 小型化 | 東海道新幹線 | パワーエレクトロニクス |
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