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 三菱重工業(株)、空気冷却式燃焼器を採用した高効率60Hz向けガスタービンを開発

発表日:2012.12.11


  三菱重工業(株)は、空気冷却式燃焼器を採用した高効率60Hz向けガスタービンを開発したと発表した。このガスタービンは、燃焼器の冷却方式をこれまでの蒸気冷却式から空気冷却式に変更したもので、従来の60Hz向けガスタービンと同レベルの性能を保ちながら、起動時間を短縮するなど高い運用性を実現した。ガスタービン定格単機出力約31万kWで、排熱回収ボイラーおよび蒸気タービンを組み合せたガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電では出力約45万kW、発電端熱効率は世界最高水準の61%超(低位発熱量)を目指す。また、GTCCに同タービンを用いることにより、従来型石炭焚き火力発電と比べCO2排出量を約50%低減することができるという。同社では今後も、化石燃料の高効率利用と環境負荷低減を実現する60Hz向けガスタービンの受注活動を一層積極的に展開していくという。

情報源 三菱重工業(株) ニュースリリース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード コンバインドサイクル発電 | CO2 | 環境負荷 | 三菱重工業 | 排熱 | ガスタービン | 熱効率 | GTCC | 燃焼器 | 空気冷却
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