凸版印刷(株)、(株)早稲田環境研究所、積水化学工業(株)の3社は、環境省「平成24年度HEMS利用の付加価値向上のための調査事業」を、2012年12月中旬から本格的に共同実施すると発表した。同事業は、CO2排出量やエネルギー消費量を「見える化」することができるHEMSの普及促進と継続利用を促す自立的なシステムモデルの構築を行うとともに、HEMSデータの利活用について、その可能性を検証するもの。具体的には、1)HEMSサービスの価値向上に向けた調査、2)HEMSデータの有効利用に向けた分析、3)大規模なHEMSデータ利活用と情報保護のあり方の検討、4)HEMSの普及促進と継続利用を促す自立的なシステムモデルの構築、5)HEMSを用いた対面診断の効果検証、を実施する。3社は、生活の質の向上を実現した上で、ライフスタイルの低炭素化を持続的に促進できる仕組みづくりを目指すとともに、スマートシティで取り扱われるさまざまなデータの利活用について、その可能性を検討・提案していくという。