アメリカエネルギー省(DOE)とスウェーデンエネルギー庁は、プラグインハイブリッド車(PHEV)の商業化促進のための協力覚書(MOU)を締結した。これは2007年7月に結ばれた、再生可能エネルギーおよび自動車技術分野の協力協定に基づくもの。MOUにより、DOEアルゴンヌ国立研究所は、スウェーデンのテストサイトと、運転や消費者のデータ、V2G(系統連係自動車)の解決策を共有し、プラグイン技術の実証、研究開発の支援に協力して取り組む。今後1年間で、(1)PHEVの開発・導入をサポートするコンセプトづくり(自動車関連機器、系統/家庭連係自動車のハードウェア、充電システム等)、(2)実地運転試験での消費者の反応調査、(3)国や電力会社、消費者の便益の定量化、(2)公共充電スタンドの計画・配置を進める。PHEVのようなクリーンエネルギー技術の進歩は、両国の経済成長やエネルギー安全保障の強化、気候変動対策に役立つと期待されている。