アメリカエネルギー省(DOE)は、代替自動車技術の研究・開発・実証プロジェクトとして、今後3年間で総額約1455万ドルを助成する6件の事業を発表した。これは、効率の高い自動車技術の開発を目指す同省の取り組みの一環となるもので、次の3分野で6社の事業が選定された:(1)プラグインハイブリッド車に利用されるリチウムイオン電池の性能の改善、コスト削減を目的とした、電池素材の開発や製造工程の設計(3M社、BASF触媒社、FMC社)、(2)エンジン負荷を削減し、自動車の効率を改善するのに役立つ、暖房・換気・エアコン用の熱伝変換システムの開発(フォード社、GM社)、(3)重量級トラックトレーラーの燃費を大幅に削減できる先端エアロダイナミックトレーラーの開発・評価・導入(ナビスターインターナショナル社)。選ばれた事業は、石油への依存度を減らし、温室効果ガス排出量を削減する、クリーンで革新的な代替自動車の研究開発を促進するものと期待されている。