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 フランス、水力発電の促進を目指す新計画を公表 

発表日:2008.07.23


  フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省のボルロー大臣は、エネルギープログラム実施の第一段階として、水力発電を促進する計画を発表した。フランスの水力発電量は年間70テラワットで、再生可能エネルギー源としては国内最大、欧州でもノルウェーに次ぎ第2位の発電容量を誇る。2020年までにエネルギーの23%を再生可能エネルギーで賄うという目標の達成を目指し、今回の計画では、次の事項が盛り込まれた。(1)大規模水力発電所400カ所に対する許可の更新:安全性、エネルギー効率、水質・環境・生態系に関する基準の達成が条件、(2)国による大規模な投資:新規発電所の発電効率の30%アップ、揚水発電の促進、マイクロ水力発電の開発等を目指す、(3)河川の水質の回復:橋脚や取水設備等水流の障害物4万件のリストをもとに、今後、危険または不要な障害物に関する除去プログラムを策定。新たな水力発電設備には自然環境の尊重を義務付け。

情報源 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省 プレスリリース フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境
キーワード 再生可能エネルギー | フランス | 水力発電 | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発省
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