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 ドイツのレトゲン環境大臣、国連総会で、生物多様性減少の阻止に向け取り組みの拡充を呼びかけ

発表日:2010.09.22


  ドイツのレトゲン環境大臣は、第65回国連総会において、世界的な生物多様性の減少に対し、各国が一層の努力を払うよう呼びかけた。環境汚染や気候変動により、生物種とその生息地の減少や過剰利用が深刻化しており、2002年に世界各国が合意した「2010年までに生物多様性の損失速度を減少させる」との目標も達成されていない。我々の生存を支える生物多様性のこうした状況に対して、大臣はその原因の追究と分野を越えた政策・戦略による取り組みが欠かせないとし、世界各国が足並みを揃えて積極的、持続的に協力していくことで、人類の繁栄や世界的な経済発展、貧困の撲滅につながると述べた。2010年10月18~29日には、名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議が開催され、生物多様性に関する新たな世界目標と今後10年の国際戦略のほか、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する議定書が採択される予定である。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMU)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 生息地 | COP10 | 名古屋 | 遺伝資源 | ABS | 生物種 | 国連総会
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