ドイツのレトゲン環境大臣は、第65回国連総会において、世界的な生物多様性の減少に対し、各国が一層の努力を払うよう呼びかけた。環境汚染や気候変動により、生物種とその生息地の減少や過剰利用が深刻化しており、2002年に世界各国が合意した「2010年までに生物多様性の損失速度を減少させる」との目標も達成されていない。我々の生存を支える生物多様性のこうした状況に対して、大臣はその原因の追究と分野を越えた政策・戦略による取り組みが欠かせないとし、世界各国が足並みを揃えて積極的、持続的に協力していくことで、人類の繁栄や世界的な経済発展、貧困の撲滅につながると述べた。2010年10月18~29日には、名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議が開催され、生物多様性に関する新たな世界目標と今後10年の国際戦略のほか、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する議定書が採択される予定である。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 生息地 | COP10 | 名古屋 | 遺伝資源 | ABS | 生物種 | 国連総会 |
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