北および熱帯大西洋の温暖化が南極の気候変動に影響、アメリカの研究チームが研究結果を報告

発表日:2014.01.22

アメリカの研究チームは、30年分以上の大気データを分析し、北および熱帯大西洋の温暖化が南極の気候変動に影響しているとの研究結果を報告した。過去数十年の南極の劇的な気候変動のうち、夏季の変動は温室効果ガスの増加と成層圏オゾンの減少が原因とされたが、冬季については説明がついていなかった。このためニューヨーク大学の研究チームは、南極の気候変動の要因として従来考慮されなかった大西洋に着目、北および熱帯大西洋の海面水温データとその後の南極の気候変動とを突き合わせたところ、強い相関が見られたという。特に、大西洋の水温上昇に続いて南極のアムンゼン海で海面気圧が変化し、その後、南極周辺の海で海氷分布が変化することが分かった。さらにコンピューターモデルで北大西洋の温暖化を再現したところ、南極の気候変動が起きることが判明したという。なお、北極では海氷が減少したのに対し、南極では減少せずに分布が変動していることから、研究者は、南極と北極では海氷を支配する仕組みがまったく違うようだ、と話している。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | アメリカ国立科学財団 | NSF | オゾン | 南極 | 海氷 | 温暖化 | 大西洋
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