世界気象機関(WMO)は、2013年の世界陸海表面温度は1961~1990年の平均値を0.5℃、直近10年の2001~2010年の平均値を0.03℃上回り、1850年の記録開始以降2007年に並んで6番目に気温の高い年だったと発表した。記録上最も高かったのは2005年と2010年で、上位13年は2001年以降に発生しているという。2013年は、エルニーニョ(海水温が上昇)・ラニーニャ現象(同低下)のどちらもみられなかったが、オーストラリアでは記録史上最も暑い年となった。WMOが世界気温分析の基にするイギリス気象庁、アメリカ海洋大気庁(NOAA)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の各気候研究・データセンターの3つの独立した相補的データセットは、どれも長期の地球温暖化傾向を示しており、WMOは温暖化ガス排出を抑制しない限り、将来世代にわたって地球温暖化が進むとしている。WMOは2014年3月に、より詳しい地域別気温、降水量等詳細なデータを公表する予定である。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 世界気象機関 | WMO | 気温 | 海水温 | エルニーニョ現象 | ラニーニャ現象 | 温暖化ガス | 表面温度 |
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