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 アメリカ、世界最大のアイバンパ集光型太陽熱発電所を商用稼働

発表日:2014.02.13


  アメリカエネルギー省のモニツ長官は、カリフォルニア州の砂漠地帯に完成した、世界最大の集光型太陽熱発電(CSP)所「アイバンパ太陽熱発電システム」の竣工式に出席する。このプロジェクトは、タワー式CSP技術の同国初の商用化として、同省の融資プログラム局(LPO)から16億ドルの融資保証を得て、NRGエナジー社、グーグル社、ブライトソース・エナジー社が共同で開発した。タワー式CSPは、大量の鏡を地表に並べて太陽光をタワー先端にあるボイラーに集め、この熱による蒸気でタービンを回転させる。アイバンパ発電所の発電容量は392MWで、同国の平均的な家庭9万4400世帯分の電力を賄えるという。LPOが融資保証を付与しているCPSプロジェクトは他に4件あり、同国初の太陽熱貯蔵プロジェクトや蓄熱が可能な発電タワー、世界最大のパラボラトラフ式CPS発電所等がある。これらがすべて完成すると計1.26GWの電力が供給可能となり、雇用創出効果も、発電所の建設・操業に加え、国内39州のサプライチェーンに及ぶという。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 太陽熱発電 | 集光型 | CSP | カリフォルニア州
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