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 アメリカエネルギー省、集光型太陽熱発電用の蓄熱・熱転換技術の研究開発を支援

発表日:2008.09.19


  アメリカエネルギー省(DOE)は、集光型太陽熱発電(CSP)用の熱交換液と新しい蓄熱コンセプトに関する15件の助成対象プロジェクトを発表した。選ばれたプロジェクトは、CSPのために低コストの蓄熱技術の開発を促進するもので、事業費総額は6760万ドルに上る。蓄熱設備を備えたCSPプラントは、太陽光が遮られた期間が長引いても発電でき、需要に応じた発電や発電価格の安定化が可能になる。今回は、1)先端熱交換液の研究開発、2)熱エネルギー貯蔵の研究開発、3)熱エネルギー貯蔵の実証研究、という3つのカテゴリーで、アベンゴア社やアクシオナ社等企業7社、ニューヨーク市立大学等大学6校の事業が選ばれた。DOEは、CSPの発電コストを現在の1kWh当たり13~16セント(蓄熱無し)から、2015年までに8~11セント(蓄熱6時間)、2020年までに7セント以下(蓄熱12~17時間)とする目標を掲げており、これらのプロジェクトに期待がかかる。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 太陽熱発電 | 集光型 | 蓄熱 | CSP | 熱交換
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