アメリカエネルギー省(DOE)は、集光型太陽熱発電(CSP)システムの研究開発と実証運転のため、今後5年間に最大6200万ドルの投資を行うこととし、その対象プロジェクトを発表した。この資金により、CSPシステムやその蓄熱器の性能を向上させ、今後のクリーン技術の雇用創出とCSP技術の実用化及び市場拡大を目指すとしている。CSP技術は、太陽光を集中させ、その熱エネルギーでエンジンやタービンを回して発電するもので、日照のない天候でも発電することができ、低価格での電力供給が可能である。今回発表されたプロジェクトの担当各社は、システムや構成部品の設計をさらに向上させて一日当たりの稼働時間を延ばし、現行の石炭火力発電に取って代われる発電量となる平均18時間とすることを目指すという。アメリカ政府は、エネルギー構成を多様化し、外国へのエネルギー依存を改善するとともに、クリーンエネルギー産業の成長促進を図っており、今回の投資もその一環となる。
情報源 | アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカエネルギー省(DOE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | アメリカエネルギー省 | DOE | 石炭火力発電 | 太陽熱発電 | 集光型 | 熱エネルギー | 蓄熱 | CSP |
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