生物多様性条約(CBD)事務局は、イラクが2014年3月3日に同条約「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書」への加入書を寄託し、同議定書の167番目の締約国になることを発表した。カルタヘナ議定書は、生物多様性に悪影響を及ぼすおそれのあるバイオテクノロジーによって生み出された遺伝子組み換え生物(LMO)の安全な移送、取扱い、利用のための国際的規制枠組みを定めるもので、2000年1月に採択され、2003年に発効した。2010年には、LMOによって損害が生じた場合の対応措置に関する国際ルールと手続きを定め、よって生物多様性の保全及び持続可能な利用を目指す「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書」も採択された。この補足議定書の発効には40か国の批准等が必要だが、現在までの批准国数は21となっている。CBD事務局のディアス事務局長は、両議定書をまだ批准していないすべての国に、できる限り早期に批准するよう求めた。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生物多様性条約 | CBD | バイオセーフティ | カルタヘナ議定書 | 遺伝子組み換え生物 | LMO | イラク |
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