生物多様性条約(CBD)事務局は、2015年2月25日にデンマークが「バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書の責任及び救済に関する名古屋・クアラルンプール補足議定書」を批准したことで、同補足議定書の発効に必要な批准国数40のうち75%が批准し、残る未批准国は11か国のみになったと発表した。この補足議定書(2010年採択)は、遺伝子組み換え生物による被害への国際的規則・手順を規定することで生物多様性の保全及び持続可能な利用に寄与することを目的とする。カルタヘナ議定書(2000年採択、2003年発効)の第7回締約国会合(COP-MOP7)では、補足議定書の発効を次回会合(COP-MOP8、2016年12月)に確実に間に合わせるため、その批准(または受諾、承認、加入)の文書の寄託を各締約国が早めるよう求めていた。補足議定書は40番目の批准書等の寄託から90日後に発効する。生物多様性条約事務局は、残りの11の批准書等も今後短期間に得られる見通しで、補足議定書の発効は次回会合に間に合う可能性は高いとしている。
情報源 | 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約事務局(CBD) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 生物多様性条約 | CBD | カルタヘナ議定書 | デンマーク | 遺伝子組み換え生物 | 名古屋・クアラルンプール補足議定書 |
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