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 アメリカ環境保護庁、ニューヨークの2団体による水質モニタリングを「市民科学」資金と機器貸与制度で支援

発表日:2014.08.15


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、地域の川の保全に取組むニューヨーク市の2団体が、EPAの「市民科学」資金と新たな機器貸与制度の下、夏の水質モニタリングを実施していると発表した。市民科学は市民の参加によって広範な環境データを収集するもので、市民の科学的な知識や活用力を発展させる重要な手段である。同資金は、団体が行う地元の大気汚染・水質汚濁の情報収集や環境・保健問題の解決の取組を支援している。両団体は今回の資金2万5000ドルを利用し、ニューヨーク・ニュージャージー港河口域の支流で、腸球菌(糞便汚染の指標)検査と一般的な水質パラメーター(溶存酸素・pH・水温等)測定を行っている。また、両団体が使用している機器はEPAの新たな機器貸与制度を利用したもので、先行投資費用を抑えてデータ収集が可能になる。2014年5月、EPAによりGPS機器や水質検査機器の操作、データ管理や分析の方法等の研修が2日間行われ、各団体は6月から8月末まで月5回、10~16ヵ所でサンプリングを続けるという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 水・土壌環境
キーワード モニタリング | 水質 | 河川 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 環境保全 | ニューヨーク | 環境データ
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