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 アメリカ環境保護庁、化学物質に関する統合的リスク情報システムを改善

発表日:2008.04.10


  アメリカ環境保護庁(EPA)研究開発局は、化学物質評価の充実に向けて、統合的リスク情報システム(IRIS)の手続きを改善すると発表した。IRISは、540以上の環境汚染物質について、ヒトの健康リスクに関する情報を提供しているデータベース。今回の改善点は、評価対象物質の勧告手続きの拡充、関係機関及び市民のより早い段階からの参加、「公聴会」の開催、IRISの評価に対する科学的な査読の充実などとなっている。また、これに先がけて、IRISのウェブサイトでは、IRISへの理解促進やデータベースの利用効率化のための改良を実施。さらに、化学物質の審査に役立つデータ提供の呼びかけや、審査へのパブリック・コメントの募集も行っている。今回の改善は、より合理的で透明性のあるリスク評価手続きの確立に向けて、専門家・関係者・EPA間の意思疎通と科学情報の共有を促進することを目指すもの。これにより、IRISが最高水準のリスク評価と理解・参加しやすい手続きを合わせ持ったものになると期待されている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | データベース | 健康リスク | リスク評価 | IRIS | 環境汚染物質
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