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 アメリカ環境保護庁、環境汚染物質の健康影響に関するデータベース「統合リスク情報システム」(IRIS)を強化へ

発表日:2011.07.12


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、化学物質の健康リスク評価をまとめたオンライン・データベース「統合リスク情報システム」(IRIS)を強化する計画を公表した。IRISでは、540を超す物質の様々な健康リスク情報が検索でき、EPAをはじめ官民の諸機関が公衆衛生リスクを判断する際に利用している。EPAは、このIRISをさらに強化するため、掲載される評価文書を簡潔でわかりやすいものに改め、データや方法、判断基準も明確化。関連する考察は、簡潔な記述文に一本化し、評価と毒性数値の科学的根拠の透明性を向上させるため、重要な研究については長所と短所それぞれを統一した形で評価し記述するという。EPAでは、最善の科学に基づいて国民の健康を守るとの立場から、2009年からIRISの改善に取り組んできたが、今回は物質の評価プロセスも簡素化して、評価の大半が開始から2年以内に完了できるようにした。また、主要な評価については早い段階で科学的知見が反映されるよう、新たに専門家による初期の相互コンサルテーションを行うこととした。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース 
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 毒性 | データベース | 健康リスク | 健康影響 | 評価 | 科学的根拠 | IRIS
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