世界資源研究所、2014年に熱帯雨林が大きく減少と報告

発表日:2015.09.02

世界資源研究所(WRI)は、衛星画像を用いて2000~2014年の世界の森林被覆の状況を測定し、分析結果をグローバルフォレストウォッチで公開した。それによると、2014年に世界で1800万ヘクタール以上の森林が失われ、うち990万ヘクタールは熱帯雨林の減少だった。3年間の平均で見た場合、森林の減少は2001年以降最高を記録したという。森林減少の加速が著しいのは、メコン川流域や西アフリカ、南アメリカのウルグアイとパラグアイ、マダガスカルで、ブラジルやインドネシア以外の、従来見過ごされていた地域で森林破壊が進んでいる。その原因は、パーム油やゴム、牛肉、大豆といった商品作物のための森林破壊だといい、WRIは、違法な森林破壊を防止するための森林管理の改善や、バランスの取れた土地利用計画、需要家側からの持続可能な商品生産要請の強化が必要だとしている。データを作成したメリーランド大学のハンセン教授は、森林保護の改善や、森林の提供する貴重な生態系サービスと調和した経済開発のために、この情報を活用するべきだとしている。

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