世界気象機関(WMO)は、アメリカ海洋大気庁(NOAA)の報告のデータに基づき、2015年9月の世界平均気温が、観測記録のある過去136年間(1880-2015年)の平均から最も大きく離れた最高値となり、9月までの年間(1-9月)平均気温も過去最高を記録したと報告した。このデータによると、2015年9月は陸海表面の世界平均気温が20世紀の平均を0.9℃上回り、地上では南米の大部分やアフリカ・中東・ヨーロッパ・アジアの一部で記録的な高温が観測された。また、強いエルニーニョ現象が発生して海面水温が20世紀の平均16.2℃より0.81℃上昇、9月としては平年との差が史上最大となり、最高だった2014年の記録より0.07℃高かった。さらに、2015年1-9月を見ても、陸海表面の世界平均気温が20世紀の平均より0.85℃高く、1-9月としては史上最高で、最高だった2014年の記録を0.12℃上回ったという。WMOは12月にパリで開催される国連気候変動会議に先立ち、2015年の暫定報告を公表する予定である。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | NOAA | 世界気象機関 | WMO | 気温 | アメリカ海洋大気庁 | エルニーニョ現象 | 観測 | 海面水温 |
関連ニュース |
|