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 アメリカエネルギー省、バイオリファイナリー施設の設計・建設・運営に最大9000万ドル助成

発表日:2016.05.06


  アメリカエネルギー省(DOE)は、気候およびエネルギーの安全保障の強化を目指し、統合型のバイオリファイナリー施設を設計、建設、運営するプロジェクトに最大9000万ドルを助成すると公表した。バイオリファイナリーは、原油や化石燃料の代わりに、植物や藻類など国内産のバイオマス資源を利用してバイオ燃料、バイオ製品、エネルギーを生産するもので、炭素の排出削減と、石油の輸入依存の軽減につながる。現在、アメリカでは、石油の輸入に3日ごとに約10億ドルを費やしている。一方、DOEと農務省の推定では、アメリカではバイオ燃料などに変換されるバイオマスを10億トン以上生産することが可能であるという。これは、地方経済およびクリーンエネルギー経済の発展にもつながる。これまでDOEでは、数多くのバイオ燃料開発を支援しており、商業化への準備が整っている事業もあるという。DOEは今回の資金提供によって、今後12年間でパイオニアとなる商業プラントを少なくとも3施設建設することを目指している。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境
キーワード バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | DOE | バイオマス | 気候 | エネルギー安全保障 | 施設 | バイオファイナリー
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