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 アメリカ海洋大気庁、新たな全球気象予報モデルの開発に着手

発表日:2016.07.27


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、アメリカのすべての気象予報の基盤となる、正確かつ信頼性の高い新たな全球気象予報モデルの開発に着手し、既存の全球予報システム(GFS)に置き換えると公表した。NOAAは、数値予報モデルのエンジンともいえる新たな力学コア、FV3を開発した。FV3により、モデルは気流などの大気プロセスを格段に高い精度と効率性で再現することができ、運用中の全球モデルでは未だないレベルの高解像度で雲や嵐のシミュレーションが可能になる。将来的には、小規模な嵐も拡大して示すことができ、嵐の発達に関する詳細な情報を提供できるようになるという。また、6時間ごとに全球予報を生成しつつ、複数の気象イベントの地域予報を同時に提供する。具体的には、1)8~10日先の予報精度を改善する統合型システム、2)ハリケーンの軌道と強度を予報するモデルの改善、3)気象予報の14日先への拡張(極端気象は3~4週間前に予報)、を目指し新モデルの開発に取り組むとしている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード NOAA | シミュレーション | 気象予報 | アメリカ海洋大気庁 | ハリケーン | モデル | 解像度 | 全球モデル | GFS
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