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 アメリカ海洋大気庁、2017年の大西洋ハリケーンは活発になる可能性が高まったと報告

発表日:2017.08.09


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2017年の大西洋のハリケーン活動に関する2017年8月の最新予測を公表した。それによると、名前が付けられる嵐や大型ハリケーンの発生数が5月の予測よりも多くなると予想され、ハリケーン活動は2010年以降で最も活発になる可能性がある。6月1日~11月30日までのハリケーンシーズン中のハリケーンの活動は60%の確率で平年以上になり(5月予測では確率45%)、名前が付く嵐は14~19個(5月予測は11~17個)、大型ハリケーンは2~5個(5月予測は2~4個)とみられている。ハリケーン活動が平年以上になる可能性が高まった理由について、NOAAは、ハリケーン発達の抑止力になる「エルニーニョ現象」が起きる可能性が5月時点より大きく低下し、熱帯大西洋の海面温度が前回予測より高くなったこと等を挙げた。実際、シーズンに入って最初の9週間で名前付きの嵐が6個発生したが、これはすでに、平均的なシーズン全体の数の半分、かつ平年の8月初旬までに発生する数の2倍だという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 予測 | アメリカ海洋大気庁 | ハリケーン | 海面温度 | エルニーニョ現象 | 大西洋
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