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 アメリカ海洋大気庁、2016年の大西洋におけるハリケーンは2012年以降で最も活発になると予測

発表日:2016.08.11


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2016年の大西洋におけるハリケーンは、平年並みか平年より活発になる可能性が高く、2012年以降で最も活発になると予測した。最新の予報によると、70%の確率で名前が付けられる暴風雨が12~17発生し、そのうち5~8がハリケーンに、2~4が大規模なハリケーンに成長するという。エルニーニョが収束したことや、中央熱帯大西洋における風の鉛直シアーと貿易風の強度が弱いこと、西アフリカのモンスーンの強度が強いことなどから、2016年5月時点の予報よりもハリケーンが活発化することが予想された。ただし、大西洋および東部亜熱帯北太平洋の海水温のパターン、カリブ海における風のシアーと下降気流の強さなどから、極端に活発にはならないという。2016年は8月11日までに2つのハリケーンを含む5つの名前の付いた暴風雨が発生し、うち4つが上陸している。ハリケーンが最も活発化する時期へ向け、NOAAは沿岸住民に対してハリケーン対策を設け、最新の気象予報を確認するよう呼びかけている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 気候変動 | 気象予報 | アメリカ海洋大気庁 | モンスーン | ハリケーン | 暴風雨 | 大西洋
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