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 デンマーク環境・食糧省、2014年以降大気中の硫黄濃度が半減したと報告

発表日:2016.11.03


  デンマーク環境・食糧省は、デンマークの大気中の硫黄濃度が2014年以降半減したとする新データを公表した。デンマークの全3か所の観測所で硫黄濃度がそれぞれ2014年比で62%減、50%減、56%減だったという。この背景には、北海、バルト海、北米周辺の海域を運行する船舶に適用される燃料の硫黄分の上限が2015年1月1日から0.1%に引き下げられたことがある。それ以降、デンマーク環境保護庁は燃料油のサンプルを調査し、硫黄濃度が基準を超過していた12隻の船舶を通報した。また、燃料要件に違反した船舶を識別する探知機をグレートベルト橋に設置し、探知機を搭載した小型飛行機でデンマークの主要海路を監視した。探知機では、これまでのところデンマークの海域を運行する船舶の大部分は規則を遵守していることが確認されたという。デンマーク環境・食糧省は、今回のデータは規則の厳格化が意図通りの効果を生んだことを示しているとしている。

情報源 デンマーク環境・食糧省 プレスリリース
国・地域 デンマーク
機関 デンマーク環境・食糧省
分野 大気環境
キーワード 船舶 | 大気環境 | 燃料 | 硫黄 | 大気中濃度 | デンマーク環境・食糧省 
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