国際標準化機構(ISO)は、2016年11月にマラケシュで開催された国連気候変動会議(COP22)を、イベント・サステナビリティ・マネジメントシステム規格ISO20121に適合したと認証した。同規格は社会にさまざまな影響を及ぼすイベントを持続可能な方法で開催するための国際規格で、経済、環境、社会の各面から評価する。2万2000人以上が出席したCOP22では、モロッコ政府と国連気候変動枠組条約事務局が持続可能性の確保に取り組み、それに成功したことが証明された。COP22では、1)温室効果ガス排出量の低減と排出分の相殺、2)飲料水にリユースびんを活用、3)電子資料の活用と紙の使用削減、4)ごみの分別、5)仮設構造物のリユース、6)地元の旬の食材使用と売れ残りの地域への提供、7)太陽エネルギーの活用、8)環境に配慮したホテルの優先、などを実施したという。国連気候変動会議は前回2015年のCOP21で初めて同規格の認証を受けており、連続して認証されたことで良い先例になるものと期待される。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | リユース | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 環境配慮 | 持続可能 | UNFCCC | イベント | 国際規格 | マネジメントシステム | ISO20121 |
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