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 イギリス気象庁、2017年も世界の平均気温は高くなると予測

発表日:2016.12.20


  イギリス気象庁(MetOffice)は、2017年の世界の平均気温は1961~1990年の長期平均である14.0℃よりも0.63~0.87℃高く、3年連続の非常に暑い年になると予測した。ただ、エルニーニョ現象による温暖化効果が加わらないため、1850年以降の高温記録最上位を占める2015、2016の両年を超えることはないと見られている。予測には世界の気候に影響する主な要因が織り込まれているが、一時的な影響を及ぼす大規模火山噴火などは考慮していない。同庁は2015年に、2015、2016年が極めて高温の2年になることを予測し、的中させている。長期平均より0.72~0.96℃高くなると予測した2016年の世界平均気温は、1~10月の実測データでは長期平均より0.86℃高く、現時点まで予測と実績がおおむね一致している。同庁の研究者は、2016年のエルニーニョ現象が世界平均気温の上昇に及ぼした影響は約0.2℃分に留まり、産業革命以後の温暖化の主因は温室効果ガスだとしている。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | 予測 | イギリス気象庁 | エルニーニョ現象 | 温暖化 | 気温上昇 | MetOffice
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