イギリス気象庁は、2020年の世界平均気温は産業化以前(1850~1900年の平均)に比べ0.99~1.23℃(中央値1.11℃)高く、引き続き1850年以降の観測史上最高レベルになると予測した。2015年に初めて産業化以前より1℃以上上昇し、その後連続して約1℃上回っている。2016年には強いエルニーニョ現象の影響で1.16℃高く(中央値)過去最高を記録した。2020年は強いエルニーニョ現象は発生しないとみられるが、温室効果ガス排出の増加が気温上昇の要因になるという。同庁は2018年末、2019年の世界平均気温は産業化以前より0.98~1.22℃(中央値1.10℃)高くなるとの予測を発表し、これまでのところ実測値とおおむね一致している。なお、予測は世界の気候に影響する主要因に基づいているが、一時的な冷却効果をもたらす大規模な火山噴火など予測不能の事象は考慮していない。また、同庁の気候変動性の専門家は、温暖化は地球全体で均等に進むわけではなく、北極域や陸地で著しいことを指摘している。
情報源 | イギリス気象庁 ニュース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | イギリス気象庁 | エルニーニョ現象 | 温暖化 | 気温上昇 | 火山噴火 | 温室効果ガス排出 | 気候変動性 | 世界平均気温 | 北極域 | 産業化 |
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