気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、世界の気温が産業化前と比べ1.5ºC上昇する場合の影響および関連する温室効果ガス排出の経路に関する特別報告書(SR1.5)の執筆者となる専門家チームを決定した。執筆者の選定に当たっては、必要な科学・技術・社会経済の専門性、地理的バランス、男女のバランス、過去のIPCC活動の経験の有無のバランスなどを考慮。慎重に検討した結果、多数の候補者の中から39か国86名の専門家が選ばれた。この報告書は、2017年3月の代表執筆者会議、8~9月の第一稿作成等を経て2018年9月に完成させ、その後のパリ協定に基づく促進的対話に役立てることになっている。IPCC報告書は、気候変動のリスクについて、毎年多数発表される学術論文を評価し、最新の科学的な知見を政策決定者らに報告するもの。今回の第6次報告では、SR1.5を含む3つの特別報告書と1つの方法論報告書を作成し、2022年前半には第6次統合報告書の最終決定を予定している。
情報源 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース(PDF) |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 温室効果ガス | リスク | IPCC | 気温上昇 | 政府間パネル | 特別報告書 | パリ協定 |
関連ニュース |
|