気候変動に関する政府間パネル、1.5℃特別報告書第1次草案の専門家による査読を終了

発表日:2017.10.23

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、世界の気温が産業化前と比べ1.5℃上昇する場合の影響および関連する温室効果ガス排出の経路に関する特別報告書(SR15)の第3回主執筆者会合を2017年10月23日から27日まで開催する。会合では、第1次草案に対して61か国の専門家から寄せられた約1万3000件のコメントに対応し、第2次草案の作成に着手するという。IPCCの報告書はすべて、まず第1次草案の専門家による査読を受けて第2次草案に反映し、これについて各国政府と専門家による査読を受ける。IPCCでは、こうした査読プロセスを通じ、最新の科学・技術・社会経済的所見とともに、先進国と途上国の両方からの幅広い専門的知見を取り入れることを目指している。今回の査読には、女性や途上国出身者を多く含む124か国2000人の専門家が参加登録をした。また、SR15の執筆者に選ばれた39か国86名の専門家は、うち38%が女性、51%が途上国または経済移行国出身で、26%はIPCCの評価プロセスに初めて参加するという。SR15は、第6次評価報告の一環として、2018年10月に最終版の完成と公表が予定されている。

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